2012年08月29日

2012年8月「痴漢」

電車内で痴漢に遭遇した。
停車中、不審な動きをするスーツ姿の男。
乗降者の流れに関係なく、常にターゲットの背後をキープしている・・・。
運動会のムカデ競争を二人でやっているような状態だ。

いつものようにおせっかい開始である。
私は男の隣に移動した。
男の右手は女性の下半身に伸びている。
他の乗客に押し寄せられて手元は見えないが、鼻と口を女性の髪に何度も触れさせていた・・・
一瞬、制圧しようかと思ったが、男の薬指のリングを見て色々なことを考えた。

私は男の肩に軽く触れ目で問いかけた。
固唾を呑んだ男の喉仏が大きく動く・・・動揺してくれたようだ。
私も救われる思いでホッとした(- -;)

これを機に改心してくれることを祈る。
posted by R.Nishitani at 19:07| Comment(0) | 日記

2012年05月06日

2012年4月「ご家族との面談」

統合失調症の患者さんと暮らすご家族と面談中のことだ。
「大丈夫でしょうか・・・」
「何をしてもだめだった・・・」
「色々なところに相談したが・・・」
「わらをも掴む思いで・・・」
このような言葉が相次いで出てくる。
患者さんの症状、ご家族の不安はマックスの状態だ。

こんなとき私は、安心していただくため成功例のお話しをする。
そしてもしもの事態を想定しての対処方法やそうならないための最善策を提案する。
そして何よりもいま面談していることが既に前進なのだと私は言う。

以前、入院反対派の親戚から言われたことがある。
きれいごとを言っても「あなたは他人でしょ・・・。仕事だから・・・」と。
しかし仕事であるがゆえの重責を担うからこそ親身になれるというものだ。
商売を優先する考えなど微塵もなく、ご家族と患者さんの力になりたい一心なのだ。

家族だからこそ出来ること、出来ないこと。
私達だから出来ること、出来ないことがある。
知恵をしぼり、力をあわせることで解決への可能性は何倍にも膨らむ。

レスキューネット部隊の「強さ」「優しさ」「思いやり」も常にマックスである。
posted by R.Nishitani at 01:27| Comment(1) | 日記

2012年03月10日

2012年3月「朗報・その2」

11月下旬、早朝・・・雨。
約8年間、部屋に籠もりきりの男性(30代)宅を訪れた。
医療保護入院のため、なかば強制的に病院に連れて行かなければならない時が来たのだ。

玄関先で最終の打合せをする。
ご両親の表情は硬く、重い空気が漂っていた・・・。
長年、そっとしておいた息子さんにこれから何が起こってしまうのか・・・。
そんな中、初対面の私が接触するとなれば、刺激を与えてしまうことは避けられない。
不安が増大するのはあたりまえだ。
私は、「大丈夫ですよ、任せてください。」とご両親に小声で告げると徐に2階へ上がった。

説得移送。
当然の心得として、患者さんを尊重し心身傷つけることなく治療に導く。
「誠実」「思いやり」「強さ」「優しさ」・・・全隊員、そんな意気込みで取り組んでいる。

中略・・・
開始から数分後には、穏やかな状態で車に乗り、滞りなく診察室へと辿り着いた。

2ヶ月後・・・
めでたく退院!!
病院スタッフのサポートもあり、現在、地域の自立支援センターに通っているとのこと。
施設内での交流の場では積極的に発言するなど再就職に向け意欲的だそうだ。
息子さんの社会復帰も近い!!
ご両親の笑顔が目に浮かぶ・・・。久しぶりに「グッ」ときてしまった。
posted by R.Nishitani at 20:09| Comment(0) | 日記